::君といるだけで幸せ::


 寒いなぁ…。とっても寒い、寒がりとしてはとても辛い。爪先がとっても冷たい。
 あったかいもの、ないかなぁ。どっかになにか…

 浅い雪道を重い足取りで歩く少年が1人、両手に買い物袋をひっさげて歩いていた。
 雪がちらほら、よりは少し多く降っている。このままでいけば積もるだろう。
 道を歩く少年は耳宛てとコートに手袋にマフラーと、完全装備なのだがよくみればかた
かたと震えている。
 口からは家まであとすこし、あとすこしと呪文のように繰り返される言葉が。
 それでも、彼の家はまだまだ遠いのだ。
 4回ほど繰り返してからは、所詮気休めという雰囲気が少年からひしひしとでていた。
 
 
 あぁ、もう倒れそうだ。どうしてこんな日に買い物にいかせるのか、母さんは。
 手にはもう大分感覚がないや。買い物袋、落としそう。
 駄目だ、足。ふらっとする、倒れる…わかっているのに立ってられない…
 どうせ雪にまみれて、痛いだけだ。もういいや。痛さにはもう慣れてるし。
 もうなんもかんがえたくないや…

 思考が止まっていき、倒れかけたその瞬間に手が伸びた。
 
 「十代目っ!!」
 
    ぼすっ。
 
 ……あれ、なんだ…痛くない………あったかい、あったかい…あったかい?

 「……って、獄寺くん!?」

 意識がやっともどってきたとき、ツナは獄寺の上にいた。
 つまり、道路に獄寺ごと倒れているわけで、獄寺が雪まみれだ。
 しかしまみれただけあって、ツナは無傷だ。
 やがて意識がやっとはっきりして、状況がつかめた。

 「大丈夫ですか?十代目…」

 「あ、あのっ…ごめんね、今どくから待って!」

 「いえ、それより十代…」
 
 「オレは大丈夫だよ、それより獄寺くんのほうが大変!冷たいでしょ…ごめん、本当に」

 「…」
 
 よいしょっ、と起き上がったツナが伸ばした手につかまって
 体を起こした獄寺はツナのほこりを払ってやる。
 少し、いやすごく照れくさそうなツナはどうしていいかわからずに。
 とりあえず、獄寺のあたたかさに頼っていようと思った。
 同時に、少し気が緩んで、自分でも無意識に笑みが浮かんでいた。

 ほんとうに、獄寺くんって…

 「やさしいなぁ。」

 思わず、口に出てしまった。
 あっ、という顔をして固まってしまう。
 
 うわ、あ…やだ、自分でわかる…顔、あかくなってる…!
 おもわずぐるっと顔を背けた自分を恨んだ。でも、今獄寺くんと目をあわせ
 たら、絶対、恥ずかしい。いや、今でも十分恥ずかしいけど…!!

 ツナが固まっているうちに、獄寺もまた、固まっていた。
 拾いなおした買い物袋を落として。


 俺が、優しい?そんなこと誰にも言われたことなかった。
 優しい、ってのは、褒められたって取って良いんだよな…。
 俺、十代目に褒められたんだ……今…
 
 獄寺の顔にも自然に緩む。口は弧を描いている。
 愛情が抑えきれなくなって、突然獄寺がツナにそっと近寄った。
 もちろんツナはそんなことは知らず、固まっている。

 「…でも……いや……うぅぅぅ……うわぁぁぁ!?」
 
 気が付くと、獄寺に後ろから抱きしめられていた。
 ツナの中でなにかが、切れた。顔は今まで以上に赤い。
 
 「十代目」

 耳宛てが獄寺に外される。それでもまだ抱きつかれたままだ。

 「Merry.Xmas」 

 耳元で囁かれた。白い息が顔にかかる。
 まったく、オレはどうしてこんなにも彼に弱いんだろう。

 「獄寺くん」
 
 首に回された手を軽くほどいて握り返す。
 
 「Merry.Xmas!」

 
 2人で歩いた道は、寒さなど感じなかった。
 家に帰ったら、一緒にツリーの飾り付けをしようかな。



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うあぁ甘いですね…コレ砂はきますね…!!!文章めちゃくちゃだ…
すみません文書きでも絵描きでもないどっちつかずです…orz
このようなものですが花音さんに捧げさせていただきたいと思います…!!


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ユノミヤさんからクリスマスプレゼントもももももらっちゃったーー!!!!

なんだよコイツらツナ→獄かと見せかけて獄→ツナかと見せかけて
ラブラブカップル獄ツナですやんもうよっぽどできあがってたんですねイヤンバカンウハハハハー!!(落ちついて)
一緒にツリーの飾り付けなんかしてたら、むしろツナがポンで色々飾られていって
「や・・・やめようよ・・・こんな・・・獄寺くん・・・」みたいなことになる事請け合いだと思いますそして獄はバカだから
「ツリーなんかよりよっぽど綺麗ですよ」とか言ってるといいと思いますってスンマセン妄想爆発しました(蝶土下座)

ユノミヤさんなんと小説も書かれたんですねすすす凄い凄すぎる・・・!
まさかユノミヤさんからクリスマスに獄ツナ小説がいただけると思ってもいなかったのでホンマビックリしました(ドキドキ)
これからは
ユノサンタミヤ様とお呼びしてもよろしいでしょうか・・・?(笑)(某ギブアップの人と似てる・・・/笑)

もう本当に嬉しかったです!!
最高のクリスマスになりましたvユノミヤさん、ほんとーーーーーっにありがとうございましたっ!!!



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